建材担当の岡本です。
住宅に無垢フローリングの採用を希望される方が増えております。
無垢材の魅力とはなんでしょうか。考えてみました。
1.軽くて強い
木材の特徴の1つは軽くて強い材料であるという事です。
一般に物質は重くなるほど強度が高くなります。しかし重さで比較すると木材は鉄の60%位の重さで同じ荷重に耐えることが出来ます。
これはどこからきているのでしょうか。
A.ハニカム構造
木材を形造る細胞の大部分は直径が0.01~0.5㎜位の中空のパイプのような細胞から
できています。これが幹の軸方向に平行に束の様に並んでいます。
同じ重さであれば棒よりもパイプの方が強いことは皆さんご存知です。
これをハニカム構造といいます。(↓写真参照)
B.ヘリカムワインディング
木材の細胞壁は7層から成り立っています。中でも細胞壁の中でも最も厚い
2次壁ではセルロースが繊維軸にたいしてわずかに傾いて並んでいます。
これがヘリカムワインディングです。
縄や綱が単に繊維を束ねるだけでなく撚ることによって強さを増すのと同じです。
無垢のフローリングが合板にシートを貼った商品よりあるいは又、0.3㎜程度の
薄いツキ板を貼ったフローリングより強いのが分かって頂けるのではないでしょ
うか。
2. 調湿機能
木の家が好まれる理由の1つに木材が室内の湿度を調整する作用と結露を防ぐ働きが
あることが上げられます。これはどう言う事でしょうか。
乾燥した木材は外気の湿度が高くなると吸湿して水分をとりいれ、湿度が低くなると
放湿します。 木材はこの様に外気の湿度と釣り合おうとします、平衡しようとします.
しかし木材は大気に比べて水分を保持する能力が大きいので木材中からのわずかな
水分の出入りだけで(言い換えれば木材の含水率を殆ど変えることなく)外気の湿度
と平衡することが出来ます。
これが木材の調湿機能のメカニズムです。
3.木材の断熱性と保温性
木は暖かく肌触りの良い材料です。ではなぜ、木は暖かく感じるのでしょうか。
熱は温度の高いところから低い所に移動します. 熱伝導率はこの熱の伝えやすさの
指標です。 木材は多孔性の材料なので熱伝導率が低く鉄に比べ3桁、
コンクリートに比べ1桁小さく、木材は断熱性の高い材料です。
御飯をよそう杓文字にそしてまた、お玉杓子の柄に使われる理由です。
熱を伝えにくい木材は断熱材料であると同時に保温材料でもあります。
4.耐衝撃性(衝撃の吸収)
木材は衝撃に対し適度なたわみそして柔軟な戻りによって衝撃を吸収するだけでなく
木材表面の局所的なくぼみによっても衝撃を吸収します。やはり中空なパイプの
束によって木材が形成されているからです。 スコップなどの道具の柄に使われて
いる理由です。
木の魅力、それは私たち人間と同じで細胞からできている点ではないでしょうか。
強さも、調湿効果も、保温性や断熱性も、そして耐衝撃性も皆、木材の細胞に
由来している様に思います。
石油製品であるシートあるいは又、0.3㎜程度の厚みのツキ板を貼ったフローリング
では細胞の効果を期待できません。 やはり無垢の木なのでしょうか。
庭・外構担当の小塚です。
『エステックウッド』という材木、ご存知でしょうか?
窒素加熱処理による画期的な効果により薬剤を一切使用せず、環境負荷が少ない無公害木材でありながら防腐・防虫・耐水・断熱・形状安定性に優れた特性をっております。
オルタスクエアに塀やウッドデッキを製作する依頼があった際、この材をまずお客様にお薦めしております。
下記は実際に使用された方の施工例です。
↓デッキとフェンスの例
エステックウッドは雨やシロアリなどに強く
デッキやフェンス,外用のシンクなど安心してご提案出来ます。
↓広々したデッキの例
素材は国産の杉なので裸足で歩いても寝転んでも柔らかく暖かいです。
↓もうひとつデッキの例
木材を炭化させると防腐効果が出るそうです。
薬剤を使っていないのでお子様にも安心ですね。
↓フェンスの例
フェンスに用いると杉特有の美しい木目がとても引き立ちます。
↓門扉の例
エステックウッドを門扉に組み込むととても柔らかい表情になりました。
s目隠しフェンスの例
↓景観を壊さずに目隠しフェンスを設置出来ました。
オルタスクエアでは庭や外構工事も沢山行なっています!
ご相談したいことがございましたら是非ご連絡ください。
オルタスクエア㈱
TEL:045-476-1105 FAX:045-476-1106
E-mail:info@a-sq.co.jp
住所:〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-8-4オルタナティブ生活館1F
屋根担当の岩崎です。
前回担当のときは今年創業100周年になります私たちの紹介と、カラーベストの雨漏りについて書かせて頂きました。今回は瓦工場の訪問報告を兼ねて「瓦」について知って頂こうと思います。
僕が美しいと感じる建築には共通点があります。「流れるライン」と「陰影」です。季節や天候によって表情が変わって見える景色には本当に芯から引き込まれる気がします。自然素材から作られる日本建築は自然を壊さないように共存する心が建材一つの意匠にも投影されていると思います。
瓦も世界中で作られていますし、「素焼き」「釉薬」「窯変」など様々な焼方がありますが「にっぽん」の瓦は「いぶし瓦」です。
↑いぶし瓦の工場 瓦の焼き上げるガスが左側タンク
右手には日本中の屋根に乗せられる瓦が待っています。
↑三州地方で採取された土が運ばれ練られて瓦に適した粘土にされます。
↑瓦を割れにくく焼しめる為に粘土を真空にして型から押し出されて粘土の状態である程度乾燥させます。
↑阪神淡路の震災以来、瓦の窯元は技術の革新を大幅に進め三州瓦は20年前に比べて一枚当たり1キロ(約4キロ→3キロ、一坪当たり約50キロ減)軽量化し、工場前には崩れにくい棟瓦を提案していました。(参考創嘉瓦工業http://www.souka.co.jp/)
鬼師という職業をご存知でしょうか?
鬼師は鬼瓦や装飾瓦のみを作る職人の事で、三州にもいくつもの鬼やさんがあります。頼んでいた瓦が仕上がったのでそこにもよらせて頂きました。
↑一般的な住宅用の鬼
↑お寺用の江戸鬼面 造る鬼師によって顔に特徴があります。
↑制作中の農家用の鬼瓦 丸みや雲には五穀豊穣の願いが込められています。
↑乾燥に気を付けながら手造りで鬼瓦用の粘土を盛っていきます。鬼瓦は住み手の願いが込められるので昔から洒落たものが多いです。
↑乾燥状態の恵比寿鬼
↑「待て待て~!」ってふざけているような大黒さんたち。
願いの象徴が自分の家の先っぽを飾るって海賊船の海賊旗のような一体感が住んでいるファミリーに生まれるじゃないかという思いから「自分で成形した粘土をいぶし瓦に焼き上げて屋根に乗せちゃおう!」を鬼師さんと企画しています。どう考えても採算合わないのですがみんなで協力してやり遂げようと思います。今年のせたがや区民まつりで試してみるつもりです。楽しみです。
ちなみに今回引取りの家紋瓦
次回担当する時は瓦は重いだけじゃない瓦の良さについて再認識しよう!です。こうご期待!!
塗装担当の岡根(おかね)です。
先日、外部塗装工事を行ないました
今回は現場で色合わせすることになりました。
現場で色合わせをしている最中古い壁などは変色しているので、なかなか簡単にはいきません。
経験と勘だけ。
最近は、あまり見なくなってきた風景ですね
壁のヒビを直しているところです。
大きく割れたヒビは見つけやすいのですが、ヘヤークラックと言われるような細いヒビは、ぱっと見わからないので見落とさないようにしないといけません。壁の中で色々な物を痛めてしまいます。
地味ですが、ここが大事!
物干し場の床を塗装してます。
シーサーいますが沖縄では、ありません。
新築担当の山田です。
1月18日に完成した住まいの引き渡しを行いました。
お施主様にとっては、待ちに待った日。
私たち施工者にとっては、無事完成した喜びと、
丹精込めて造った建物とお別れで少し切ない日。
引き渡しの日は、住まいの使い方の説明をします。
朝から床にワックス掛け。愛着もひとしおでしょう。
引き渡しも終わり、記念撮影。
U様、いい家をつくらせていただきありがとうございました。
これからが長いお付き合いになりますのでどうぞよろしくお願いします。
シロアリ駆除担当の平原です。
オルタスクエアにネズミ駆除の相談が増えてきています。
建物に侵入し天井裏や壁内で動き回ったりするネズミの多くはクマネズミです。
クマネズミは、壁や屋根、電線などを伝わって自由に行動します。 また、ネズミは大人の指が入るほどの隙間があれば、出入りすることは可能だといわれています。
クマネズミは寒さにあまり強くない為、秋から冬になり寒くなってくると、外より暖かい家屋への侵入が増えてきます。
一般家屋へのネズミの侵入口として多いのが、床下換気口や配管穴などです
↑写真は破れてしまった床下換気口の金網。これだけ大きいと猫やハクビシン等も楽に入ってきます。
↑これぐらいの隙間があれば侵入してきます。
↑金網を張ってネズミの侵入を封鎖します。
↑塞がれていない配管穴。パテなどでふさぎます。
↑天井裏に仕掛けた粘着トラップの様子
↑また、ネズミが頻繁に出入りしているところにはラットサイン(黒ずんでいるところ)が見られます。
ネズミの防除で大切なことは、出入り口になりそうなところをふさぐことです。
家の外回りを見てネズミが侵入できそうなところは、早めにふさぎましょう。
また、ネズミのエサとなる物をなくすことも大事です。食材や生ゴミは、扉付き戸棚、 ふた付き容器などにしっかり収納しておくようにし、仏壇の供え物や石けん、ペットフードなども狙われますので夜間などは出したままにしないようにしましょう。
家屋内にネズミの巣を作られてしまい、ネズミの数が増えてしまうと、駆除は困難なものになりますので早めの対策をお勧めします。
新築担当の関尾です。
1月11日に新築見学会を行ないます。
戸部にあるその新築現場の様子を見てきました。
左官屋さんの石井さん(兄)が漆喰塗りを行っています。黙々と進んで行きます。これぞ職人の技!って感じです。
石井さん(弟)が洗面所のモザイクタイル貼りを行っています。こちらも手際よく進んで行きます。
腕のいい職人さんたちです。仕上がりが楽しみですね。
見学会、お気軽に見に来てください。
見に来られる方はオルタスクエアまでご連絡ください。
家具担当の石井です。
A様からテーブルの製作を依頼され、その際、塗装はお客様みずから行ないたいとご希望がございました。
テーブル塗装/材は北海道の鬼グルミ
朝10時から午後3時まで本当によく頑張られたと思います。
塗装のメンテナンス方法も解り、自分のテーブルを自分で制作した満足感があり、喜んでいただけたと思います。
塗装前と塗装途中で色が変化していき完成後には最初のイメージと全く違う素敵なテーブルにお客様も喜んでおられました。
A様からは「オイルをたっぷり吸い込み、生きている素材なのだということを感じた」というお声を頂きました。
A様のお宅に伺った折りには、ご一緒にティータイム。もうすっかりA様邸の一員になっていました。
リフォーム担当の大野です。
若いご夫婦が中古マンションを購入され新居としてリノベーションの相談をいただきました。自然素材を使用した伸びやかで明るい住まいを希望され打ち合わせを重ねてきました。
マンション特有の狭い間口の問題を解決するために複数の小さな部屋を大きな1部屋、LDKとして伸びやかな間取りとしました。
この部屋の一部にある半透明パネルを使用した書棚兼間仕切り壁は夜間大きな提灯代わりにもなり、家族の表情がわかる程度のほの明るい柔らかな光に包まれ、都心部であることを忘れ森の中で暮らしているかのような錯覚を感じる程の温かみがあります。
キッチンよりリビング越しに外部の林を借景として眺められる広がりができ、小さなお子さんにも目が届きやすいレイアウトとなりました。
床のWAX塗り、壁・天井の漆喰塗りはご夫婦とそのご友人様皆さんで仕上げられ、皆さんの想いのこもったものとなりました。
これから御家族でより一層楽しく過ごされ、多くの来客で賑わう明るい住まいとなることを心よりお祈り申し上げます。
送風ファン洗浄前
送風ファン洗浄後
エアコンの構造上、冷房や除湿運転をすると熱交換器(フィルターの奥に見えるアルミのフィン状のもの)や送風ファン(風の出てくるところにある回転するファン)の部分が空気中の水蒸気を冷やして結露した状態になるため、室内の空気中に漂うカビの胞子などが大変付着しやすくなり、あっという間に増殖します。フィルターの自動お掃除機能である程度のホコリ除去は出来ますが、熱交換器で繁殖したカビや送風ファンについたホコリ、カビなどはクリーニングをしないと除去できません。
右の写真見てください。
洗浄後の汚水はこんなに汚いのです!
「自動お掃除機能ユニット」自体はメーカーや機種によって仕様が異なりますが、電気配線等が大変複雑になっており(右の写真を見てください!)通常のエアコンが1時間半ぐらいで作業できるとすると、機種にもよりますが倍の3時間ぐらいかかるものも多々あります。
配線のジョイント部をデジカメに撮ったり、数十本に及ぶビスを仕分けしながら外したり、作業スタッフも気が抜けない作業となります。
エアコンクリーニングの業者によっては「自動お掃除機能付きエアコン」はクリーニングをお断りしていたり、メーカーや機種によって‘出来る・出来ない’‘料金が高い・安い’などと差をつけたりしている場合も多いようです。
生活クラブ神奈川の組合員の皆様へはどこのメーカー・機種であっても一律の料金でクリーニングをさせていただいております。2台、3台以上と台数が増えればお得な割引があるのも大変ご好評です(*^-^*)