~生活クラブ生協から生まれた信頼できる住まいの相談相手~

オルタスクエア株式会社

神奈川県横浜市港北区新横浜2−8−4 オルタ館

受付時間:9:00~17:00(日祝日を覗く)

生活クラブから生まれたオルタスクエアだからこそ

こだわりの建材・設備

無垢材へのこだわり

(1)無垢材
 木の板をそのまま床材として使用するものです。木の感触の優しさ、香りによるリラックス効果、室内空気の調湿機能などがあり、健康な住まいを実現するのに大きな力があると考えています。ただし、以下の弱点があります。

 湿気の多いときは木材が膨らみ、乾燥時には収縮するので、季節によって板の隙間が開いたり閉じたりします。隙間に入ったごみが取りづらいです。でも、木がこのように動くのは、それだけ調湿機能を発揮し、部屋の空気を人に優しいものにしている証拠でもあります。
 しかしながら防音性能がないため、防音規制のあるマンションでは使用が困難です。 
大きくは、スギ・ヒノキ・マツなどの針葉樹系とナラ・クリ・カエデなどの広葉樹系に分かれます。
 針葉樹広葉樹
 感触

・柔らかい樹種が多い。

・空気を多く含むので温かみがある。

・熱により収縮しやすいので床暖房には不向きとされてきたが、最近は乾燥度を高め、ある程度対応できる床材も開発されてきている。

・硬い樹種が多い。

・針葉樹よりはヒヤッとした感じ。それでも無垢材の優しい感触がある。

・床暖房に対応できる樹種が多い。

  香り

・よい香りのする樹種が多い。

・一部を除き、香りはあまりしない。 

■青森ヒバを6畳台所に
 青森ヒバは、ヒノキチオールなどの芳香成分を多く含むため防腐性が高く水に強い材です。キッチン・洗面室・トイレの床などによく使用します。写真は6畳台所の合板床の上に青森ヒバを貼った工事です。床下収納のふたも青森ヒバに直して工事金額は15万円(税込み)でした。
 

■スギ床材
 安い輸入材の影響で、スギが適正な価格を下回って安くなっています。国内林業再生のためにも広く有効に使っていきたい材です。節が抜けてしまうものを死に節というのに対し生き節とは抜けることのない節をいいます。無節材よりも安く入手できます。施主は、この節がある材の自然な感じが気に入り、これまでカーペットだった6畳洋間を二部屋、このスギの床にしました。工事価格は税込み23万円。

(2)国産畳
 畳表の原料であるイグサは、80%以上が中国産で、農薬がどれくらい使われているかがわかりません。また、殆どの畳には防虫シートが使われており、その面積あたりの殺虫剤使用量は、田畑で1回に散布する量の20倍以上といわれています。

■減農薬畳表替え
 オルタスクエアの国産減農薬畳表は、熊本県・福岡県の生産者が土造りからこだわり丈夫に育てることで農薬の使用をできるだけ抑えたイグサを使っています。丁寧に育てられたイグサの畳表は、香りがとても良く、また丈夫で、一般の製品にあるように簡単にささくれてきてしまうということがありません。 

  

■稲藁床新畳

国産稲藁を使った畳床に上記3種類の畳表を合わせて新畳を作ります。

壁材へのこだわり

壁に漆喰を塗り、貝殻でおしゃれに

(1)漆喰
 今から五千年も昔にエジプトで発明されたいわれる漆喰は、中国を経て日本でも古くから使われてきた建材です。本物の漆喰の原料は、消石灰(水酸化カルシウムCa(OH) 2)と階層由来糊と植物繊維です。消石灰の元となる石灰岩は、サンゴ礁などの海洋生物が、2.5憶念前に堆積したものが日本に移動してきたものです。それを採掘し、特別な窯で塩とともに焼いてから水につけることで、肥料に使われるものよりも白く大きい結晶の消石灰をつくります。

 この結晶が組み合わさって形成する微細な穴により、珪藻土よりは低いですが、1㎡あたり約60gの水分を調質し、また臭い物質等を吸着分解します。壁の中は強いアルカリ性を長く保つため、カビやウィルスの発生を抑えます。

珪藻土を塗った壁です

(2)珪藻土
 オルタスクエアが扱う珪藻土壁塗り材「Mpパウダー」は、形質頁岩(けいしつけつがん)を原料としています。これは、珪藻というガラス質(二酸化ケイ素 SiO2)で多孔性の殻をもつ植物プランクトンが約1200万年~700万年前に堆積したものですが、形成過程での圧力や熱により、細孔の大きさが水蒸気の調湿に最適な大きさになっています。(直径2~50ナノメートル)。この大きさの細孔を「メソポア」といい、このメソポア珪藻土に、でんぷん糊、植物繊維、白色粘土を加えたものが「Mpパウダー」で、天然成分だけでできています。Mpパウダーで珪藻土含有率80%のものは、調質機能が 1㎡あたり155gと大変高く、しかも木材よりも速いスピードで調湿します。また、臭い物質を吸着分解します。

(3)エコクロス

 再生紙を50%以上使っており資源を有効利用しているほか、将来廃棄する際には、ダイオキシン発生の心配なく燃やすことができます。薄いため貼るのに手間がかかりますが、表面は防汚フィルムになっており、汚れがつきません。条件が可能であればエコクロスをお薦めします。

断熱塗料へのこだわり

ロフトつきの部屋の壁をガイナに。

ガイナ ~セラミック粒子の塗る断熱材~
セラミックスとは、湯飲み茶わんのように役と硬質になる土の成分で、自然素材です。
そのセラミックを50マイクロメートル(0.05mm)以下の中空ビーズに加工し、ビーズ80%、アクリルシリコン樹脂20%で配合したものがセラミック断熱塗料「ガイナ」です。

●お部屋や洗面室の結露・カビ・臭いを解決しましょう!

 これまで、カビ発生の原因となる結露を防ぐには、厚い断熱材を取り付け、その上からクロスを貼るのが通常の解決方法でした。しかし、最新技術により特殊な粒子状にした陶磁器材(セラミックス)を、アクリルシリコン樹脂と混ぜることで、強力な断熱性能を発揮する建材が開発されました(㈱日進産業製「シスタコート」)。これにより、室内壁面の結露を防ぎ、カビ発生を食い止めることができます。  夏冬の暑さ寒さ対策にも高い効果を発揮し、また臭い成分などの有機化合物を分解する能力があるため、室内空気をきれいな状態に保ちます。これまで組合員のお宅で施工事例を積み重ねてきましたが、大きな成果が確かめられています。 

床暖房のすすめ

 床下に温水を通すパイプをめぐらし、足元から遠赤外線で暖めるもので、冷え性・リュウマチに治療効果がある体に優しい暖房です。熱源は灯油ボイラー、ガスボイラー、ヒートポンプ(電気)ボイラーの3種類。無垢材床の熱収縮を抑えることができます。無垢材床とのセットでの工事をお薦めします。

*工事事例:無垢材フローリング工事に合わせての床
      暖房設置。