昨年度の旭センターに続き、生活クラブ矢向センターの旧職員寮を改装して女性の生活困窮者のためのシェアハウスにする事業を、生活クラブが行いました。現在、国土交通省の補助金で、「ライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応して、高齢者、障碍者、子育て世帯など誰もが安心して暮らせる住環境の整備を促進するため、モデル的な取り組みに対して支援を行う」という住まい環境整備モデル事業補助金があり、このシェアハウスの取り組みもモデルとして認められました。この改装工事の設計・監理を当社が担当しました。

　7/6（土）、かわさき生活クラブの高津センターで開催された「再エネ・省エネフェア」に、坂内・山田で参加してきました。
　自然電力由来92％の「生活クラブ電気」への切り替えをアピールするイベントだったので、太陽光発電でLEDが輝くミニソーラーハウスを持って行ったのですが、午後になって日が射さず、やむを得ず内窓実験用のライトを太陽代わりに使いました。
　CO2削減のための省エネとして、内窓断熱を体験してもらいました。ガラス窓1枚と、それにペアガラスの内窓を重ねた場合とでは、熱の感じ方が全然違います。アルミサッシにガラス一枚のままと、そこにLow-Eペアガラスの樹脂内窓を取り付けた場合とでは、断熱性能が3.8倍違います（写真１）。
　事情で内窓が設置できない場合のために、真空ガラスへ交換した場合の断熱性能も
体感してもらいました（写真２）。
　風力発電の仕組みも知ってもらうために、手回し発電機を3種類用意し、子どもさ
んたちに発電してもらいました（写真３）。

「SDGs未来都市」に選定された相模原市が主催の相模原SDGｓフェスみらいたうんが、６月１日・２日の土日の２日間に渡って橋本アリオで開催されました。
　さがみ生活クラブとオルタスクエアが合同で参加し、丸太きり&コースターづくりを親子で体験し、生活クラブもアピールする事ができました。丸太きり体験は約１５０名以上の参加があり、さがみ生活クラブへの当日加入は6名もあり、ました。
　住まいに関する事で安心して相談できる窓口「オルタスクエア」は、引き続き各地域生協と連携しながら、一緒に各地域に生活クラブを広めていきたいと思います。 

＊オルタスクエアでは、生活クラブ生協の組合員を中心に組合員以外で地域に住んでいる方にも同価格で、小さなリフォームから新築まで住まいの環境・環境を考え住まい手に寄り添ったかたちでサポートします。

　前回（4月12日）に、腰窓にDIY内窓を設置するとして、内窓用の敷居と鴨居、そこに収める窓枠を一つ作ったところまで紹介しました。その後、なかなか時間が取れず間隔が空いてしまいましたが、窓枠にガラス代わりの透明プラスチックの板を取り付けるための工夫を考え、窓枠を以下のように作り直しました。
・窓障子の材料は、前回同様30×40のSPF材です。
・窓障子の真ん中に、厚さ19×幅89のSPF材を入れることにしました。障子枠も頑丈になり、透明プラスチック板も安定して設置できるようになると考えました。

　地球温暖化を食い止めていく方策の一つとして、住宅や施設の省エネ性能を高める動きが進んでいます。その中でも、住宅の断熱性能を高めるため、急所である窓や玄関といった開口部の断熱工事に手厚い補助金が出る制度が、昨年に引き続き今年も実施されています。（詳細はニュース・アラカルト「2024年度省エネ補助金が使えます」を参照）
　この窓断熱について、住まい手が自分たちの手で内窓を取り付けるなど、DIYが広がっていくことも一方では大事ではないかという意見があり、DIYで内窓を作ってみようということになりました。
　我が家の2階の腰窓でチャレンジすることにしました。窓枠のサイズは、幅165cm×高さ113.5cmで、木枠の幅が10cmありました。

　産地とつながる森林を、ともに守りたい「生活クラブ森林フォーラム」が2024年3月15日（金）に新宿区の開場で初開催され、当社から坂内博　常務取締役　管理建築士　が出席し「住宅の共同購入を通じた国産材の利用」をテーマに事例・当社の活動を含め紹介しました。
　生活クラブが、食料の国産自給率の向上を目指し、各地の生産者と持続的な提携を広げていき、日本国内での循環型経済の成長を目指しているように、当社も国内の林産地で生産された杉やヒノキなどを、組合員の皆さんの新築、リフォームで活用しています。
　最近は、川崎市の総合福祉拠点「るーむら麻生」や、旭センターで旧職員寮を改装したシェアハウス・みんなの食堂・こどもスペースでも国産材を活用し、大人も子どもも心が安らぐ空間を実現しました。

〇「生活クラブ 森林フォーラム」とは
　当フォーラムは、「日本の森林、林業の課題、各地域で行なわれている先駆的な取組みについて学習し、生活クラブの提携産地の持続性や資源としての森林の活用の視点で日本の森林のこれからを考える機会とすること」、「当フォーラムを通じ、各地域の森林事業者や活動団体のネットワークづくりのきっかけとすること」を目的に林野庁後援のもと、ぐるっと長野地域協議会、紀伊半島地域協議会、生活クラブ親生会と連携して開催されました。

飛び込みの業者が、「屋根に穴が開いている」など不安をあおるようなことを言って屋根に上ろうとするケースが増えています。絶対に屋根に上らせないでください。オルタスクエアの有料屋根点検では、写真とともに正しく現状を報告します。

〇漆喰（しっくい）の室内壁塗り
　栃木県で産する石灰岩を塩とともに焼いて原料の石灰をつくります。これに海藻糊と麻スサを混ぜたものが昔ながらの漆喰です。

・１㎡あたり水分を約60g調湿します。
・有害化学物質やにおい物質を分解します。
・壁の内部にアルカリ性を保ち、カビやウイル　
　スを抑える力があります。
・静電気を帯びないのでいつまでも白さを保ち
　ます。
・丈夫でポロポロと削れてくることもありません。

〇珪藻土（珪藻土）の室内壁塗り

・北海道稚内で産する珪藻土に、白土・海藻
　糊・植物繊維を加えて塗り壁材を作ります。
・珪藻土含有率80％で、1㎡あたり水分を約
　155ｇ調湿します。
・有害化学物質やにおい物質を分解します。
・外壁には使えませんが、室内であれば長く耐
　久性を保ちます。

■無垢板のフローリング工事

〇国産針葉樹の床材
　柔らかく温かみのある杉（スギ）、香りがよく色が美しい檜（ヒノキ）、水に強く脱衣室に使える青森檜葉（ヒバ）、幅の広い材が取れる落葉松（カラマツ）などがあります。

〇広葉樹の床材
　模様がきれいで家具にも使われるオーク（ナラ）、白い地肌にアクセントの斑（ふ）が入るメープル（カエデ）、深い色味のチークなどがあります。

■開催日時
　2023年11月18日(土）10:00～14:30
■場所　みなとみらい　臨港パーク

　コロナ禍明けから、二年連続で東日本大震災・復興まつりが開催され、オルタスクエアもカンナ削り体験や丸太きりでコースター作りで出展しました。
　天候に恵まれましたが、時折強い風が吹き肌寒い中での開催となりましたが、それでも約3,000人の参加がありました。
　来場者、出展団体同士が交流することができ、「震災・復興を忘れない」ことをおおぜいの参加者で共有する場となりました。
　東日本大震災から12年が経ちましたが、今後もオルタスクエアは生活クラブと一緒に復興支援はもちろん、被災地とともに生きる関係づくりを築いていきます。

１.子どもエコ住まい支援事業
（子育て世帯でなくても利用できます）

窓断熱の補助金は、下記の「先進的窓リノベ」の方が大きいのですが、外壁・屋根天井・床下の断熱、太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、蓄電池その他に、幅広く補助が出ます（ただし、補助金額の合計が5万円以上の規模の工事であること）。

２.先進的窓リノベ事業

窓の断熱（ガラス交換、サッシ交換、内窓取り付け）に際し、性能の高い製品を設置すると、手厚い補助金がでます。
例えば、掃き出し窓２か所に、Low-E複層ガラス（空気層11/12mm）の内窓を設置しようと思うと、製品価格＋取付工事で税込２９万円くらいです。
これに対し、補助金が84,000円✕2=16.8万円でます。

3.給湯省エネ事業

家庭用燃料電池、ヒートポンプ式給湯器などの購入に対し補助が出ます。

このうち、リフォーム業者が事業者登録できるのは１と２で、当社はすでに事業者登録を済ませています。省エネリフォームをご検討の際は、ぜひこの「住宅省エネキャンペーン」の利用について当社にご相談ください。